測り方・共布
キズの測り方
キズから5mm離れた所をタテ・ヨコに測り、その4辺の合計cmで料金を算出します。
かけつぎは、あまりキズに近いところでは、穴を拡げてしまう恐れがあるため、キズから5mm(特大キズは1cm)離れた所に織り込みを行います。
いくつかのキズパターンと目安の料金(普通生地の場合)
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1cm×1cmのキズ
四辺の計8cm
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タテ1.5cm×ヨコ0.5cmのキズ
四辺の計8cm
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斜めのキズ
四辺の計12cm
ナナメのキズの場合、織り目をタテ・ヨコまっすぐにして測ります。
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いくつかの点在した穴
四辺の計16cm
穴がちらばってキズ同士が近いため、まとめて大きく測ります。(まとめる事で割安になります)
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すり切れのキズ
四辺の計20cm
すりきれの場合、周りがうすくなっているため大きめに測ります。
※キズの周りが傷んでいる場合はお客様のご指定部分(範囲)だけではかけつぎできず、周りまで含めたかけつぎになる場合があります。
共布について
かけつぎには、共布(その洋服と同じ生地)が必要になります
共布とは、その洋服と同じ布生地のことです。
購入時に添付されてきたビニール袋に入った布や、スラックスの裾直し後の余り布のほか、お洋服の縫い代やポケットの中などの隠れた部分から布を取って使います。
よりキレイな仕上りのためにも、できるだけスーツやアンサンブル等のセット物は全部揃えてご用意いただくようお勧めいたします。
※最終的にどこからもキズに見合う共布がとれない時は、かけつぎができない場合もあります。
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共布がある場合
購入時に添付の共布類がありましたら、ご依頼の品と必ず一緒にご用意ください。
ただし、共布がある場合も大きさが足りない等でお見積もり後に、追加でスラックスなどの対の物のご用意(送付)をお願いするケースが多くあります。
スーツ等は上下セットでご用意いただくことで、色・風合いのより近い共布を使ってかけつぎをすることができます。 -
共布が見つからない場合
できるだけスーツ等は必ず上下セットで送って下さい。
セットでご用意いただくことで共布をとれる範囲が格段に広がりますし、色・風合いのより近い共布を使ってかけつぎをすることができます。
布取り場所の一例
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ジャケット・コート
- 袖口の縫い代
- 前裾の縫い代
- ベンツ
- ポケットの内側
- 見返し 等
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スラックス
- ポケットの内側
- 裾内の縫い代 等
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スカート
- スリット下部
- ポケットの内側
- 裾裏の縫い代
- ヒダ裏 等
※上記の中には、布取り後に補正(有料)が必要になる場所も含みます。
※上記以外にもいろいろな場所から共布がとれる所を探りますが、お洋服により取れる大きさには限界がありますので、最終的にどこからもキズに見合った布がとれないという場合もあります。